2011年03月09日

MIME再び #4: 寄り道

職場で、何かおかしいと相談を受けた電子メールのこぼれ話。
職場では既にサポートも終わってしまったWinbiffが公式のメールツールである。後継をどうするかは、それはそれで悩ましいところでSylpheed辺りが良さそうに思っている、ここ1年くらいだが、それはさらに寄り道すぎるので置いておく。何がおかしいかと言うと、Winbiffはフォルダー内のメールをいわゆるスレッド表示をサポートしているのだが、返信したメールが元のメールにぶら下がらないという現象である。確かにそうなっていて初めて見た現象であった。
このようなスレッド表示は、今時は電子メールのメッセージのヘッダーのReferenceやIn-Reply-Toといったフィールドを使用している。これらには元の、言い替えれば返信したメッセージのヘッダーのMessage-Idというフィールドの内容を含んでいる。これを参考にメッセージ間の親子関係をツリー上に表示するわけである。
一方、ヘッダーのMessage-Idというフィールドは、前回に触れた構造化ヘッダーの1つである。内容はメールアドレスのような形式で、
<something@example.jp>
といった形式である。規定(RFC5322)では電子メールのメッセージでは、
  • Message-Idのフィールドをヘッダーに付加すべきである。
  • 同じ値を持つメッセージがあってはならない。
となっている。電子メールのメッセージになくてもギリギリ許容されるけれども、付ける以上は同じものを使ってはならないわけである。
と、ここまで書くと気がつく方もいらっしゃるかと思うが、今回はまったく同じMessage-Idのメールが存在していたのである。昨年と同じような件名・内容のメールで、年だけの記述が変わっていたのである。同じMessage-Idのメールがあったため、古いメールの方に返信したメールはぶら下がってしまったのである。
どうして、そういうメールを送信できたかは知る由もないのだが、Exchangeか何かグループウェアのような環境ではないかと推測できるが、まぁ、そういうこともあるのだなぁ、という昨日の出来事だった。
posted by Takahiro Kambe at 22:04| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Contao | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。